「糸の森の音楽会」

コンサート

絹糸と紙コップでできた糸電話の楽器「ストリングラフィ」の演奏会へ行ってきました。
ステージに約100本の絹糸と紙コップが張り巡らされており、糸を手でこすって音を出します。高音、中音、低音に分かれて、3人の奏者が童謡からクラシック、アニメの主題歌や動物の鳴き声など、バラエティ豊かなレパートリーを披露してくださいました。

特に印象に残っている曲は、童謡の大きな古時計。チクタクチクタクと時計の針の音を背景に、素敵なメロディとハーモニーが重なり、ほっこりした気持ちになりました。そして、初めに演奏してくださったヴィヴァルディの四季より「春」は、想像していたよりもはるかに表情豊かで厚みがあり、とても驚き、すぐに惹き込まれました。

ストリングラフィは、絹糸をこすって生まれる振動を紙コップに伝え、音を大きくして響かせています。糸をこするたびに紙コップが揺れて、視覚的にも音が認識できて、とても面白かったです。驚いたことに、楽器に使用されている紙コップは10年以上同じものを使っているそうです。だんだんと良く響くようになるようで、使い捨ての紙コップのイメージががらりと変わりました。

途中には体験コーナーもあり、小さな子供から大人まで楽しい時間を過ごしました。身近なものを楽器にして、まさしく音を楽しむ音楽!演奏してくださった皆さまもとてもチャーミングで、素敵な演奏会でした。

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